“稼ぐオフィス”は、
まず社長自身がオフィス戦略構想を明文化する、
“稼がないオフィス”は、
先に外部の意見を聞いてむやみに取り入れる
「ねえ、テラサキさん、うちの会社では変革するのに、やることがたくさんありますが、オフィスを変革することの中で、最も重要なことって何ですか?」
スポットでのご相談で、端的に答えを知りたい社長が口にすることです。
今回はこの答えである、<オフィス変革で最も重要なこと>をとりあげます。
オフィス変革で最も重要なこととは何でしょう?
最も重要なこととは、「社長の意図を明確化した方針書を作成すること」です。
方針には、オフィス変革の目的や、将来成し遂げること。稼ぐオフィスから収益を上げること。
また、そこでイキイキ働く社員達を来客に魅せること。仕組みを最大限利用させるために仕掛けること。
招待会を継続させるために、優良顧客カルテを作成すること。
プロジェクトの協力パートナーを選ぶ基準などを社長が明文化します。
その次に重要なことは、「その方針書をもとに、社員に具体策を作らせること」です。
改装・移転マニュアルとして、社員ごとの役割分担や、協力パートナーの体制表作成。具体的仕掛けの考案、優良顧客カルテ作成、招待スケジュール作成等です。
そして、この段階で大事なことは、社員の意識改革をすることです。
改装・移転をする目的は何でしたか?そうです、“稼ぐ営業オフィス”にすることです。“稼ぐ営業オフィス”にするには、そこで働く人々が、利他的な企画・提案・商談をすることが必要です。
そのためには、社員一人ひとりが顧客を自分事として思いやり、「自分ならこうして欲しい」と常に考えるようになることが肝要と言えます。
そして一番最後に、協力パートナーとの協業です。
外部の力を結集して、精度の高い設計施工をさせます。
この順番を理解していないと、オフィス変革は成功しません。
例えば、あなたが友人を食事に招待しようとしています。その友人は肉料理が大好物なことをあなたは知っています。その中でも「豚の角煮」が大好きです。
あなたの頭の中では、友人を喜ばせる料理のコースが出来上がっています。
しかし、実際に料理を担当するご家族に、「なんのためにつくる料理か」がしっかり示されていなければどうなるでしょう?
あなたがどのような意図で、なにを食べさせたいのかがわかりません。生魚料理が苦手な友人に、メインの「刺し盛り」を持ってきて、招待客を困惑させる可能性もあります。
友人が肉料理が好きなことと、特に「豚の角煮」が好物なこと、招待の目的は友人を喜ばせたいということを、きちんと伝えることです。
きちんと明文化されたレシピがあれば、もっと意図した完成形に近づける事ができます。
段取りが多少違っても、レシピさえしっかりしていれば、判断に迷いがなくなります。
そうすれば、「どこに買い出しに行って、いつ仕込めば美味しく煮含められるか」という判断もできます。
目的が明確になっているので、臨機応変に、相手を思いやり「喜ばせる」ための招待会が実現できるのです。
“稼がないオフィス”は、つくる目的が明確ではありません。
そこの社長はまず最初に、オフィスの専門家と名乗る業者に相談します。相談内容は、「社員達がやる気になって、お客様を招待しても恥ずかしくないオフィスにしたいが、いい方法はないかね」というものです。
業者の質問に答える形式で、聞かれたまま何となく方針を述べます。そして後日提出されたプランに承認を与えて、社員のプロジェクトチームに任せてオフィスをつくります。
でも社員たちは、社長がどのような意図で、どんなオフィスを完成させたいのかがいま一つわかりません。
口頭で、あるいは業者からの提案書をもとに話は聞いています。しかし、自分ごとではないのでよく理解しないまま、協力業者と打ち合わせをしてレイアウトを決めます。
-結果、ただのきれいな箱が出来上がります。
社長のレシピなき、オフィスの専門家推奨のものだから仕方ありません。見た目はきれいになったので、来客からは「いいオフィスですね」と褒められますが、特に社員のやる気は上がらず、稼ぐオフィスでもないでしょう。
“稼ぐオフィス”は、レシピつまり方針書をしっかり創り込んでから依頼をするので手戻りがありません。社員も理解して具体策を練り上げ、協力パートナーに正しく伝える事ができます。
正確に発注された材料は予定通り納品されて、社員達はプロジェクトを成功させる事ができます。この成功体験からプロジェクトに携わった社員を俄然やる気にさせます。優良顧客招待も順調に継続していくでしょう。
またICTをつかって、「社長の意図を忠実に実現させる」ことで一致(I)を促します。「選抜する社員が他の社員達と協力パートナーをマキコム」ことでコミュニケーション(C)を発揮させます。「新規も優良顧客も招待する作戦」で提案(T)をするのです。このICTで仕組みに乗せてまわしていきます。
このように、レシピづくりを正確にしようと考える有能な社長は、まず専門家に相談します。しかし相談内容は、ご自身の「オフィス構想を明文化するやり方」です。
他人が示す「このようにしては如何でしょう!」というカタチを鵜呑みにしません。
ご自身で「こうする!」と決断された方向性を方針書にまとめて、ことばで説明し、具体策は社員達に自分ごととして考えさせます。
その社員に実現させることで、よいオフィスになることをご存知だからです。そして、ご自身の構想を正確に伝えることで、確実にオフィス変革が成し遂げられるのです。
あなたは、オフィス戦略方針書を作成されていますか?
“稼ぐオフィス”の方針書づくりを真剣にお考えになっていますか?